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レントゲンと麻酔


妊娠中に、歯が痛くなってきた。さぁ、どうしようといった時に、皆さんが一番心配なのが、レントゲンと麻酔の注射やお薬の服用についてではないでしょうか?

現在のところ、歯科のレントゲン撮影で胎児に影響が出ることは、まず考えられないといっていいのではないでしょうか。レントゲン撮影の機械を直接お腹に向けて撮影しても、胎児に影響がでる被爆量のおよそ千分の四程度ですから、お口の撮影で、しかも防護エプロンをしていれば、まず、無視できる程度と言えるでしょう。

しかし、そうは言っても心情的に恐いと思いますので、うちでは、緊急事態にならない限り撮影はしないことにしています。ただ、幸いにして今まで緊急事態になった方はほとんどいらっしゃいませんし、実際撮影した方でもちゃんと丈夫な赤ちゃんを出産なさって、通院していただいてます。(そのときの赤ちゃんが、大きくなって治療にきているケースもあります)

また、うちのような住宅地の開業医では、結婚以前から通院している方が多いので、過去のレントゲン写真がおおいに参考になります。後で、あの時撮っておいて良かったということもあります。


歯科局所麻酔についてですが、これも歯科領域で通常使用するものであれば、適量であれば安全とされています。

しかし、もちろん使用せずに処置が可能であれば、あえて使う必要はないでしょう。うちでは、通常診療の際にも、できるだけ使用を避けているので、妊婦さんだから特別というわけではありません。ただ、どうしても使用しなければならない場合でも、それが原因で、早産や流産が引き起こされることは、考えにくく、それよりも痛みによって治療が円滑に行えないことがお母さんの循環系や、血糖などの代謝系に影響があるとされていますのでご理解いただいたうえで、使用することにしています(当たり前ですが)。

また、授乳中の方も、同じようにご心配なさる場合がありますが、出産時に産婦人科でも麻酔を使用することがあるくらいですから、歯科治療での使用は、ほとんど問題にならないと、考えています。

ただ、いずれも母体が健康な場合の話であって、血圧が高まっている場合などは、やはり難しいものがあります。



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