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むし歯治療の目的
患者さんに、「何のためにむし歯を治すとお考えですか?」と訊いてみることがあります。たいていは、「痛くならないようにするため」、「噛めるようにするため」などといった答えが返ってきます。
異論もあるでしょうが、私は「歯を長持ちさせるため」と考えています。
痛くならないようにする確実な方法は、抜歯です。そして、良く噛めるのは、自分の歯ですが、その状態が継続されなければ、良く噛めるとは言い難いのではないでしょうか。ところで、どうやったら歯が長持ちするのかを考えると、いろいろとやることがあるように思えますが、要は、抜かなければならない状態にならなければ良いわけです。
私の経験からいうと、抜歯には、おおむね五つのパターンがあると思います。
1. 交換期に、永久歯に影響がでそうな乳歯。
2. 親知らず、過剰歯や、転位歯と呼ばれる、歯列からはずれてしまった歯。
3. 外傷により、折れたり、割れてしまった歯。
4. むし歯でボロボロの歯(根の治療をしても治癒が期待できない歯も含む)。
5. 歯周病でグラグラになった歯。
こうして考えると、いわゆる綺麗な永久歯の歯並びで(親知らずもきれいに生えている)、抜歯に至るのは、むし歯でボロボロにするか、歯周病でグラグラにならない限りなさそうです。
そして、抜歯と診断されるむし歯の神経(歯髄)が生きていることは、まずありません。つまり、歯の神経が健康で、歯周病にならなければ、抜歯は避けられそうです。ですから、むし歯治療は、「歯の神経を守るため」にするべきと考えています。そのため、治療時には、できるだけ神経を刺激しないように、ダメージを与えないようにすることに気を遣います。
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